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11.18
Fri
本日、WACOMからMobileStudio Pro 16が発売されました。

WACOMのタブレットは、intuos 初期ロットにはじまり、Intuos 3、Cintiq 12WX、Cintoq 13HD 初期ロットと使っています。以前からモニタの解像度の低さが使いづらさの原因だと考えていたので、4Kモニタを搭載した当機種の新商品発表の知らせを聞き、すかさずに注文しました。雨の中、宅配して下さった宅配便のドライバーさん、お疲れ様です。

数日前に、液晶ペンタブレットのCintiqにも同じく4Kの新機種が発表されましたが、使用しているパソコンが7年前の機種、モニタも8年前の機種で、性能的には大差ないのですが(汗)4Kのペンタブレットを接続するには少々困難が予想されたため、思い切ってMobileStudio Proを選択した次第です。


さて、まず性能の違いについて簡単に説明します。
まず、解像度。



一番小さい水色の枠がCintiq 12WX、中くらいの黄色い枠が現在利用しているCintiq 13HDです。そして、一番外側の薄紫色の枠が4K画質。画素数は一気に4倍に増えました。Cintiqにはモニタのサイズが大きい機種もありますが、4K画質は全機種の中で最高です。

次に発色。


12WXは当時としても酷い発色で、カラーには利用できませんでした。13HDは一般的なモニタとだいたい同じぐらいの発色だったのですが、印刷用途などプロ向けとしては少し残念な発色でした。今回、発色はAdobeRGBカバー率94%にまで向上。Japan Color 2001 Coatedをほぼ内包し、印刷用途としても申し分ない発色です。

ペンの性能については、筆圧が従来の2048レベルから8192レベルに向上し、液晶画面の加工によって視差が低減されていますが、読取分解能・読取精度・読取速度にカタログスペック上の違いはないようです。

以下、実際に使用した感想です。

箱を開けるといきなり本体。説明書なし(申し訳程度に簡単なイラストの描かれたカードが1枚入っていました)。Cintiq 13HDで後期モデルから採用された保護フィルムなどもなし。アダプタをUSB-Cポートに指して充電し電源を投入。初期設定はタッチ操作で可能でした。

一番最初に国の選択欄が出ますが、私が設定したときには、既にアメリカかどこかの国が選択されていて、言語を選択する画面が表示されていました。ここで、「Japanese」を選択して進むと、日本向けではない設定になるので、選択される前の画面に戻って、「日本」を選択します。危うく間違えかけました。

設定は、通常のWindows 10と同じく、管理者ユーザーの登録画面へと進み、すぐに使用できる様になります。WindowsのバージョンはWindows 10 Pro 1607 14393.187、タブレットドライバのバージョンは6.3.18-2でした。

タッチホイールが片側にしか回らないという報告がありますが、CLIP STUDIO PAINTで確認したところ、特に問題なく動作しました。ただ、CLIP STUDIO PAINT+Wintabでタッチが効かないので、TabletPCに変更する必要がありました。また、ワコムドライバと一緒にインストールされている「ディスプレイ設定」が非対応と表示され利用できないので、画面の明るさすら調整できない状態です。誰か解決策を知っていたら教えて下さいm(__)m(追記→)

タッチスクリーン、タッチホイールとも大変に感度は良好で、エクスプレスキーの打鍵感も、今まで私が利用したことのあるWACOMのタブレットの中では一番良い感じです。(というか、今までの機種でまともに利用できたものは一つもありませんでした。)

動作音は静かとは言えません。普通のノートパソコンと同じぐらい、ファンの音がします。アイドル時もファンは止まらないようです。ただ、旧機種(Cintiq Companion)に比べると小さくなっているという話を聞いています。画面は右下がかなり暖かいです。Cintiq 13HDとは比べものになりません。(Cintiq 12WXより熱いかも。)ただ、熱源は恐らくビデオカードかバッテリーだと思うので、Cintiq Pro 16の場合には熱は持たないのではないかと思います。スピーカーはエクスプレスキーのある側のみ。音質はほどほど。イヤホンジャックもありますが、こちら、ちょっとプラグがさしにくく、音質もほどほど。音質を求めている人は多くないとは思いますが。音量は物理ボタンで調整できます。

256GBモデルのストレージ容量は全容量が237GBで、空き容量が202GBでした。

モニタはアンチグレア加工がされていて、ぎらつきも少なく見やすいです。うっすら模様が見える様な?フリッカーは確認できなかったのですが、輝度を下げる方法が分からないので、輝度を下げたらどうなるかは分かりません。当然視野角もあり発色も良好。まだキャリブレーションなどは行っていませんが、ホワイトバランスやガンマ等、良好な状態に見えます。ただ、モニタのデバイスプロファイルは指定されていなかったので、カラーマネジメント対応のソフトを利用する場合、注意が必要です。またAdobeRGB対応なので、通常のモニタとは発色が大きく異なります。カラーマネジメントを使用しないでのデータのやり取りにも、注意が必要です。繰り返しになりますが「ディスプレイ設定」が動かないので、まだ本番で使えない状況です。(追記→)

Windowsの高解像度モニタ向けの「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」の初期設定は250%。もちろん、この状態で普通に使えます。画面に表示される文字などは、普通のパソコンより大きいぐらいですので、より拡大率を下げて使用しても良いと思います。CLIP STUDIO PAINT、OneNote、Adobe Acrobat Readerなど、スケーリングに対応したソフトでは、UIは適切なサイズで、コンテンツは高解像度で表示され、大変快適です。普通のソフトでも大きめに拡大して表示されるので、小さくて文字が読めないなんてことはありません。

ペンですが、視差は個人的には今まであまり気にしてこなかったので、今回も特に気になりません。ペン先を横からのぞき込むと、やはりずれているので、視差ゼロではありませんが、今まで最大で2mmだった視差が1mmぐらいになった感じ(もとより視点を固定して適切に調整すれば、視差0ですので)筆圧についても対応ソフトが分からなかったので試していません。(ドライバの1024制限を解除してデフォルトの設定のままCLIP STUDIO PAINTで描画しようとしたら、とても強い筆圧を要したので、設定に何か問題があるかも知れません。結局筆圧レベルを半分ぐらいカットする様な設定に変更しましたが、これであっているのか分かりません。)

読取精度ですが、カタログスペック上は違いがありませんが、プロペン2(新規格)とクラシックペン(旧規格)で比較してみたところ、プロペン2の方が座標を精度良く検出できている様な印象を受けました。ただ、差は僅かで、思い込みかも知れません。画面の解像度の高さと相まって、紙に鉛筆で描くみたい……というのは、流石に言いすぎかも知れませんが、ボールペンで書くよりは遙かに使いやすいと感じました。リアル0.5cmに20本ぐらい線が引けます。烏口には負けます。通常利用するペン設定では、遅延等は分からない範囲でした。負荷を掛ければ遅延するでしょうけれど、あまり太いブラシは使用しないので関係なし。



タッチ操作できるパソコンは今回が初めてでした。CLIP STUDIO PAINTが思いの外、タッチでの操作に力を入れていることを知り、できるだけキーボードを使用しなくても快適に利用できる様、カスタマイズ中です。Bluetoothが利用できるのでキーボードは純正品でなくても良いのですが、スタンドも発売されていないので、設置場所もどうしようか試行錯誤しています。持ち運んで利用する前提の製品なのですから、別売りのスタンドに任せるのではなくて、足ぐらい付けていてくれても良かったのではないかと思うのですが。個人的にはヒザに乗っけてスタイリッシュに使う層が購入する製品でもないと思います。

これからお世話になります。

……思ったより良かったので、外回り様に13インチの方も欲しくなったのですが、そんなお金があるはずもなく。某掲示板ではスタバでアップル製品を利用する人を嘲笑する書き込みが見られますが、MobileStudioなら普通に格好いいと思う。


(2016年11月20日追記)
ドライバを最新の6.3.18-5へ更新したらディスプレイ設定が利用できるようになりました。色空間からsRGBを選ぶことも可能ですので、カラーマネジメントに対応していないソフトを利用する場合で、WEB向けに利用されている方は、こちらを利用されると良いと思います。キャリブレーションツールなどを利用して、カラーマネジメント対応ソフトを利用する場合はネイティブでどうぞ。輝度の設定項目がなくコントラストで調整する感じになっていますが、そういう仕様なのか表記ミスなのかは不明です。CLIP STUDIO PAINTでWintabが利用できない問題も解消しました。ただ、このバージョンのドライバはCLIP STUDIO PAINTでタッチ操作の誤認識が起こるとアナウンスされているので、予めご了承ください。

MobileStudioはWindowsのいうタブレットモードで動作していないので、初期設定ではタッチキーボードが自動的には表示されません。設定から、デバイス、入力と進み、「タブレットモードでなく、キーボードが接続されていない場合に、タッチキーボードを表示する」を有効にしておくと、テキスト入力が必要な場面で自動的にキーボードが表示されるので便利です。

設定ー時刻と言語ー地域と言語ー日本語のオプションボタンーハードウェアキーボードレイアウトの設定が、初期設定では101/102キーの英語キーボードになっていますが、この設定ではCLIP STUDIO PAINTでタッチホイールが正常に動作しない場合がある様です。106/109キーの日本語キーボードに変更することで改善します。

(2016年11月24日追記)
CLIP STUDIO PAINTで使用する場合、ワコムのドライバを最新のもの(6.3.18-5)に更新し、CLIP STUDIO PAONTの環境設定からタブレットにWintabを選択、インターフェースにタッチ操作に適したインターフェースに調整する、修飾キー設定の共通の設定のシングルスワイプに「手のひら」等の誤操作の心配の少ないツールを割り当てる、コマンドバーから指によるタッチ操作の使用を切り替えるを有効にして使用すると、問題なくタッチ操作を利用できるようです。

(2017年01月04日追記)
MobileStudio Proのセットアップ方法を、とても分かりやすく説明されている方が居ましたので勝手に紹介させていただきます。
Wacom MobileStudio Pro 16 の初期設定
最初の設定欄で言語を日本語に設定するだけでは日本向けの設定になりません。そのため、twitterなどでは誤って日本向けでない設定で利用されている方を多く見かけます。ぜひ、今一度ご確認ください。
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